近年、「チル」「まったりする」などの言葉の流行と併せて、一段と注目を集めているのが「シーシャ」。別名「水たばこ」といい、水の入ったボトルを使って吸う喫煙具です。
しかし、「シーシャってそもそも合法なの?」「普通のタバコよりはシーシャの方が健康に害が少なそうだけど実際はどうなんだろう」など、シーシャが気になっているものの、シーシャの害の有無や詳細が分からず、チャレンジできない方もいるかもしれません。
そこで本記事では、シーシャの害について、そもそもの違法性や健康への影響、万が一体調を崩した場合の対応や防ぎ方について詳しくご紹介します。これらの知識を知っておけば、安心してシーシャを試せるはず!ぜひ最後までお読みくださいね。
シーシャは紙巻きタバコ同様「合法」
シーシャは健康への害が存在するものの、紙巻きタバコ同様に「合法」の嗜好品です。
20歳以上の年齢確認が取れれば、問題なく嗜むことができます。
近年ではおしゃれなシーシャバー・カフェが増えてきて認知度・人気も高まりつつあり、チルなひとときを楽しんだり、リモートワークのお供として嗜んだりと、幅広い層の方々が愛煙しています。
(詳しくは、「【初心者向け】シーシャとは?その魅力や仕組み、体への害についてご紹介!
」をご覧ください)
健康への害①ニコチンによるヤニクラ
基本的にシーシャは、ニコチンが含まれる煙を下瓶の水で濾過してから吸うため、一般的な紙巻きタバコよりは少ないですが、多少のニコチンを摂取することになります。
しかし、シーシャバー・カフェによってはニコチンフリーのフレーバーを選ぶことができるお店もあるので、ニコチンを摂取せずにシーシャを楽しむこともできます。
(ニコチンに関する詳しい内容は「シーシャにニコチンはある?ニコチンが気になる方向けのフレーバーもご紹介」をご参照ください)
ニコチンが含まれることによって、特に普段紙巻きタバコ・電子タバコを吸っていない方の場合は、シーシャを吸うと「ヤニクラ」という症状を引き起こす場合があります。
ヤニクラとは、ニコチンを摂取することによって、クラクラと眩暈を起こすことを言います。ニコチンには血管を収縮させ、血流を悪くする作用があるため、時にこのような症状を引き起こします。特に、シーシャの場合、ニコチン量は少ないとはいえ、長時間吸うことが多いため、うっかりヤニクラになってしまうことがあるのです。
健康への害②一酸化炭素中毒
シーシャはフレーバーを炭で加熱して吸うため、その際に一酸化炭素が発生します。1回のシーシャでも長時間着席していることが多く、自ずと一酸化炭素を多く摂取してしまいます。それによって引き起こされやすいのが一酸化炭素中毒です。
一酸化炭素は血液中の酸素を奪う働きがあり、酸素不足によるめまいや頭痛を引き起こします。トイレに立った際や会計時に立ち上がったときに、めまいでふらついてしまうと、転倒の恐れやシーシャ台を倒しやすく、非常に危険です。座っているときには気づかないことも多いため、帰りがけになって症状に気づくことが多いでしょう。
もし不調を起こしたら・不調を防ぐには?
上記のような不調に気づいた場合、まずはスタッフに声を掛けましょう。ソファに横になって休む、飲み物を飲む、深呼吸をして酸素をゆっくり取り込むなど、適切なアドバイスをしてくれるはずです。
また、帰り道など一人でいるときに症状に気づいた場合は、無理をせずに足を止めて、座れる場所で数分間休憩をとるなど、不調を無視せず落ち着くまで待つようにしましょう。
そして、このような不調を起こさないためには、シーシャを吸っているときに意識的に休憩を取ることが重要です。シーシャを吸う理想のペースとしては、1分間に2~3回とされています。お店のシーシャは美味しいので、ついハイペースで吸ってしまいがちですが、途中途中で深呼吸をはさみ、ゆっくり楽しむようにしましょう。また、飲み物を飲んで一緒に酸素を取り入れることも大切です。
体調が優れないと感じる日も不調になりやすいため、なるべくシーシャを吸わないように気をつけましょう。
体に気をつけて楽しくシーシャを!
いかがでしたでしょうか?シーシャには注意すべき害がありますが、ペースを守り適切な対応を知っておけば、リラックスして楽しめる嗜好品です。
シーシャバー・カフェで体調に異変を感じた場合は、遠慮なくスタッフに声をかけ、安静にして不調が回復してから動くようにしましょう。
体に気を付けながら、ぜひ美味しいシーシャを満喫してくださいね!
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